• Hirofumi Senda

ウイスキー | ダイエットを志す大人の味方

更新日:9月4日

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おはようございます、

健康リテラシー高めのバーテンダー、千田でございます。


コロナ禍の今ダイエット本や、健康リテラシーが高まる本を読んでおりますと、

お酒の話が度々出てまいります。

そしてよく「ウイスキーは蒸留酒だから、糖質はゼロ!」

だからビールやワイン、日本酒よりもハイボール!

そんな方々って、けっこう多いのではないでしょうか?


しかし実は・・・

ウイスキーに含まれる糖質がゼロ!と言うのは、嘘でございます。


私もウイスキーが大好きで、ほぼ飲まない日は無いのですが、

ウイスキーって甘く感じますよね?

しかし実際のところ、あの甘く感じる香りや味は、

ほぼお砂糖の糖質によるものではないのでございます。


今朝はウイスキーには一体どれくらいの糖質が含まれているのか?について、

そしてダイエットを志す大人の味方、【ウイスキー】について考えてまいりたいと思います。




それでは本日の目次です。



【目次】


ウイスキーに含まれた糖質って?

どうして蒸留酒のウイスキーに糖質が含まれるのか?

  1. オークの木が持つセルロース

  2. ウイスキーを詰める前に入っていたお酒がもたらす糖質

  3. あまり語られないカラメル色素

あとがき


ウイスキーに含まれた糖質って?


1989年ジムフィリップという人が発表した、

データをもとに作った表をご覧ください。


アメリカンオークの樽と、スパニッシュオークの樽を6樽づつ、

様々な条件を変えて調べたものです。

検証も何も実に興味深いサンプルデーターがとられておりますが、

一番右Total sugars(糖質)をざっとご覧ください。

500〜2250mgまで幅広く樽によって含有量が違います。


次に色の濃さに注目いただきますと、

アメリカンオークよりスパニッシュオークが濃く

Total sugars(糖質)の含有量も桁自体が違います。


そして、しつこい様ですが、

ウイスキーは蒸留酒ですが、糖質0ではない事は、

一目瞭然でございます。


またこの様にはっきりとした色の違いが、

アメリカンオークとスパニッシュオークで出てくる理由なのですが、


アメリカンオークはウイスキーを詰める前に、バーボンが詰まっていたものが多く、

バーボンと言うのはホワイトオークの新樽で、しっかり中を焼いた樽を使わなければならないと決まりがあるのでございます。


その新しい樽を使うバーボンは短い熟成期間でもかなり色は濃くつくのですが、

その後2フィル、3フィルと、繰り返し使用していけば、

当然熟成年数が長くても色は薄くなるわけでございます。


スパニッシュオークは、シェリーの様な酒精強化ワインや、ワインを詰めた後の樽が多く、

色の濃い酒精強化ワインを詰めていた後の樽だと濃いダークレッドに、

ワインだと明るい赤みを帯びた色になっていきます。


ちょっとウイスキーの樽の種類による色の話が長くなりましたので、

わかりやすい例えにしようと思います。


炊いた白米100グラムに含まれる糖質は36.8グラム(因みにお茶碗1杯だと約55グラム)と言うのは、健康リテラシーの高い方はよくご存知かもしれません。


上の表で1番糖質が高かった樽が、Spanish ork#1でございますので、

その樽で計算してみても、

ウイスキーの1ショット(1杯30ml)に含まれる糖質は、

0.067グラム程度という計算になる訳でございます。


ウイスキーを1杯飲んでも、

白米100グラムの糖質の500分の1にも満たないのでございます。


こうしてウイスキーの中に含まれる糖質量を検証してみても、

ダイエット中の方が気にする必要は、ほぼ無いのではないのでしょうか。

ついでにデータを見る限り、熟成年数とPh値も、糖質量と相関関係は無い様ですね。


他のアルコールの糖質含有量も、参考までに載せておきたいと思います。

皆さんのお好きなアルコールの、糖質量もチェックしてみてくださいませ。


いかがだったでしょうか?

かなりストイックなダイエット目標を立てている方じゃ無い限り、

全く気にしなくても、よろしいのでは無いでしょうか。


バーテンダーでお酒大好きな私は、

あらためて学び、安心して毎日飲んでおります。



どうして蒸留酒のウイスキーに糖質が含まれるのか?


次の3つのポイントで整理してみましょう。

  1. オークの木が持つセルロース

  2. ウイスキーを詰める前に入っていたお酒がもたらす糖質

  3. あまり語られないカラメル色素



1. オークの木が持つセルロース


ウイスキーは長い年月、樽に詰めて熟成されていく訳ですが、

その樽の材料がオークでございます。


オークはブナ科のナラ類の落葉樹で、

我々日本人にとっても昔から馴染み深いどんぐりの木でございます。


古くは縄文時代の人々の食糧としても、

栗(糖質:生32.7グラム)や胡桃(糖質:4.2グラム)と共に、

どんぐり(糖質:2.1グラム)は主食になっていた様でございます。


昔の日本人は恐らく太っていた人なんて、ましてや肥満なんて・・・

100億%いなかったのではないでしょうか。


話をどんぐりの木(オーク)に戻します💦 💦 💦

オークの木の中には細胞壁や繊維を構成する、

セルロースという多糖の塊が大量に含まれています。


通常人間はセルロースをブドウ糖に分解出来ない為、セルロースを摂取しても糖質として吸収されず、食物繊維のまま排出されます。


しかしウイスキーはアルコール度数の高い液体(エタノール)にさらされている為、

セルロースはゆっくり分解され小さな糖に変わっていきます。

その結果、樽で長い時間熟成されなければならないウイスキーは、

樽熟成させない蒸留酒と違い、糖質が含まれることになっているのであります。




2. ウイスキーを詰める前に入っていたお酒がもたらす糖質


ウイスキーの熟成にはバーボン樽、ワイン樽、シェリー樽など、

もともと違うお酒の熟成に使用していた樽を再利用して詰める事がよくあります。


バーボンはご存知の通り蒸留酒ですが、ワインやシェリーは果実原料の醸造酒ですから、

当然ながら多くの糖質が含まれているわけでございます。


その様な樽を使用してウイスキーを熟成させると、樽に染み込んでいたお酒の糖質が、

ウイスキーに溶け込む為、ウイスキーに糖質が含まれるのであります。


またシェリー樽のシェリーにも様々な種類があり、ペドロヒメネスという品種の葡萄を使用した超甘口のシェリーを詰めた後の樽を使うとより多くの糖質が、ウイスキーに含まれると考えられています。



3. あまり語られないカラメル色素


現在バーテンダー歴29年の千田ですが、

これまで数え切れないほどのウイスキーのセミナーに参加してまいりました。


しかし蒸溜所の責任者の方も、ブレンダーの方も、製造の方も、

ブランドマネージャーやアンバサダーの方も誰一人として・・・

ブレンドしてボトリングまでの肯定の中で、カラメルで色を調整してるか?

という質問に対して、肯定した講師の話を聞いた記憶がありません。


まぁ〜そんなもんでしょうね! そんなもんですよ(笑)


でも今日はウイスキーの熟成による色の変化じゃなく、

あくまで切り口は糖質にしておりますので、

皆さん否定しますがカラメル色素の事も、少し書いてみたいと思います。


あっ先に言っておきますが、昔の3級酒は色が濃くついていても、ウイスキーの味がしない物なんかも飲んだことありますが、今はまずそんな事はありません。

ウイスキーの色は樽での熟成によりしっかり色も味も変化して、

時間とともに樽の中のウイスキーはゆっくり育ち、

素晴らしい味わいを育んでおります。

そのことは前提にここから先の話でございます。


前置きがかなり長くなってしまって申し訳ありません。


さて、早速ですが、

「スコットランドや日本では、

何の目的でウイスキーにカラメル色素を入れる事が認められているのでしょうか?」


それは商品の見た目を均一にする目的であります。


主に使用されているカラメル色素は【 E150aというもで、

  1. 30%〜50%の 

  2. 50%〜70%の 糖質

  3.  0%〜 4%の 灰

この3つで構成されております。

この為カラメル色素を使用したウイスキーにはその分は糖質が含まれることになります。


ウイスキーに加えられるカラメル色素の量平均1リットル中に0.3グラム程度で、

あくまでも商品の均一性を守る為に、少し使用される程度でございます。


とはいうものの、今は昔と違い本当に使ってない物が沢山ございます。

「NO ADDED COLOUR」「NO CHILL FILTRATION」なんて,

ラベルに記載してるものも沢山あります。







あとがき


・ウイスキーには長時間の樽熟成によって蒸留酒にしては珍しいが、糖質が含まれている


・糖質は含んでいるが、含有量をしれば、逆に安心して飲めるのがウイスキーである。


1ショット(30ml)のウイスキーに含まれる糖質は、

 白ごはん100グラム(糖質:36.8グラム)の、

 たった500分の1(糖質:0.067グラム)のみ


・ウイスキーを飲んだ時に感じるトフィーやカスタードの様な甘さも、

 醗酵時の様々な酵母の働きで生まれる、エステルやバニリンなどの香り成分による。

 感覚の方が大きいのではないでしょうか。

 甘く感じるウイスキーだが糖質が多いわけではない



最後まで読んでいただきありがとうございました。

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