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  • 執筆者の写真Hirofumi Senda

アードナムルッカン シングルモルトファーストリリース 遂に入荷!

以前ブログで「アデルフィ ザ・グラバー4年」を取り上げた事がありましたが、 この度はずっと待っていたアードナムルッカンの、 シングルモルト第1弾が入荷いたしました。 早速昨日封を切り、自分でもテイスティングいたしましたが、 期待を上回ってました( ◠‿◠ ) スコットランドのインディペンデントボトラーアデルフィ社が、 グラスゴー中心部から北西に約250キロも離れたマル島のすぐ北にある、 アードナムルッカン半島に、2014年に創設した新しい蒸留所が、 このアードナムルッカン。 思えば2007年に増大するアデルフィのウイスキーの需要に応えるために、 蒸留所を建設しようと考え実現可能性調査を開始。 2012年 アードナムルッカン蒸留所の計画許可が下り、 翌2013年グレンベッグ蒸留所敷地内で最初の地盤が破られ、 モナコのアルバート皇太子殿下のご臨席のもと、地盤工事を成功させる。 そのたった1年後には完成して蒸留開始、 2014年7月25日に皇太子妃殿下によって正式にオープン。 2016年 最初のボトリングがリリースされました。 2500本のボトルが世界で販売され、一晩で完売しました。

2017年 2本目のボトリングは、2017年のアードナムルッカンをリリースしました。今回も2500本が発売され、世界中で好評を博しました。 EDINBURGHを拠点とする会社、NEVIS DESIGNSが BOTTLE DESIGNのPACKAGING OF THE YEAR AWARDを受賞。

2018年 5月、THE DISTILLERYの生産量は40万L.P.A.以上に倍増

2018年 3本目のボトリングは、倍の生産量で5000本リリースされました。 2019年 4度目のニューボーンリリースは5100本。

2020年 そしてこちらが待望のシングルモルトファーストリリースで、 15950本限定でリリース。(当店には2021年2月20日入荷)


2014年と2015年に蒸留したピーテッド及びノンピートのウイスキーを 半分ずつブレンドし2020年9月瓶詰め、 熟成に使用した樽は65%がバーボン樽、35%がシェリー樽となっています。

もちろんアンチルフィルター&ナチュラルカラーで、 ラベルに表記してあります数字 09.20:01は、 瓶詰月.瓶詰年:バッチ番号を表しております。 アードナムルッカンでは最新の技術と受け継がれた伝統的な技術が融合しています。 例えばボトルの管理にはブロックチェーン技術を利用した在庫と流通管理で、 完成したウイスキーのボトルを一本一本追跡し唯一の資産として捉えて、 QRバーコードなどで確認できるようになっています。

これによってボトルの真贋を明確にして、 偽物ウイスキーなどが出回らないようになっています。 ボトルのユニークな番号を活用した新たなサービスが出てくるかもしれません。

古典的な技術といえば仕込みの麦から、麦芽の発芽を止めるときに炊くウッドチップなど、 全ての原料をスコットランドの中で手にいれて伝統製法で蒸留されてます。 また川で水力発電を行い、地元の木材チップを使うバイオマスボイラーも設置、 さらにはウイスキーを造る過程で出るドラフ(モルトの絞りかす)や、 ポットエール(1回目の蒸留で残った廃液)は、 畑の肥料や家畜のエサとして使用されてます。 唯一海外から手に入れるのは、高品質なシェリーの樽やバーボン樽だけとのことです。 近年はウイスキー蒸留所が乱立する世界的なブームになっていますが、 色々な意味で注目すべき蒸留所の1つであることは間違いありません。

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